「種の起源」の中で自然選択説の概念を説いたチャールズ・ダーウインは、生物は常に環境に応するように変化し、種が分岐して多様な種が生じると主張した。 この地球の大気の畝りで環境が常に変化し種が進化している。 地上を吹き抜ける風は、空気を浄化し波を造り天候の移り変わりで自然が潤い、すべてのものが循環の流れのなかで新鮮さを保ち地球上を活性化している。 我々もその流れの中で生存している一種なのであるから、環境によって大きく運命は変化する。
《Seed is Art. Flower is Planet..》
能楽の創始者である世阿弥は、人間のあるべき姿を「花は心、種は技」と心の開けた状態を花にたとえて説いている。
哲学者ヘ−ゲルは「人間はエーテルのなかに花を咲かせ果実を実らせるために大地に根を張って生い茂る植物でなければならない」としている。
宇宙の摂理の中で大気の流れ気の流れを読み解き、環境を整え「種」はこの地球に大輪の花を咲かせることが出来るのだと信じ日々努力することにある・・・。
良い畑に良い種を蒔けば最良の結果が得られるように、良い環境「安らかな空間」を造り自分は何ものなのか?何色の種なのかを問いただすことにある・・・。
この《SEED=種の肖像》はその人が本来持っている魂の様な《種》その内面を呼び覚まし、本来持っている《幸福》への道しるべ《開運》を描いた絵画である。
January.2013.Tadamasa Yokoyama
《SEED=種の肖像》は、真視葵衣(Mami Aoi)氏からの依頼で誕生した絵画である。制作過程は、真視氏が一個人の、その人が本来持っている魂の様な《種》を導きだす。 その導き出された《種》基を元に描き始めるのだが、それはその人の、もう一つの肖像画であり、魂の肖像《開運絵》となるのである。 その種の肖像を置く場所はその人によって異なり決まっているのだと言う。そして、この絵画を置いた事によって確実に変化が生まれたと聞く。